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高圧水洗浄の重要性~正しい洗浄方法~

2022.08.26 (Fri) 更新

さまざまな要因で汚れいている外壁ですが、こうした汚れを落とさないまま塗装するとどんなことが起こるのか。

塗装を長持ちさせるために欠かせない「洗浄」について解説します。

 

 目次

 

高圧水洗浄とは?

強い圧力によって噴射される水で、剥がれかけの塗料や藻、コケ、汚れなどを洗い落とす塗装工事で重要な工程です。

 

洗浄しないと1~2年で剥がれる事も

洗浄は目で見て分かりにくいため、いい加減に洗浄したり、洗浄後にしっかりと乾燥しないまま

塗装すると様々な不具合によって数年で塗装が剥がれてしまうことがあります。

どんなに良い塗料を使ってもこの下地処理の工程がしっかりとされていなければすぐに塗料は剥がれて

効果が発揮されません。

 

部位別実例

ブロック塀

ブロック塀の汚れを塗装前に徹底的に除去。

カビを根こそぎ落として、カビの再発を防ぎます。

木部

木の羽目板や下見板は吸水性があるのでカビが発生しやすいです。

洗浄すると真っ白になります。

屋根

カビやコケの根が奥までおびりついているスレート系屋根材にはバイオ高圧洗浄が効果的です。

 

バイオ高圧洗浄

根深いカビやコケにはバイオ高圧洗浄が効果的です。

木材、石材、タイルなどあらゆる素材に使用でき、通常の高圧洗浄では

落としきれない0.01mmにも満たないピンホール(穴)に住んでいるカビや藻、旧塗料などを徹底的に落とすことが出来ます。

しっかり汚れを落とすことで塗料の密着性が上がり、塗料の性能が格段に長持ちします。

また、殺菌消毒作用により、美観が継続するメリットもあります。

 

バイオ高圧洗浄の施工手順

step1 step2 step3 step4 step5
材料の準備 養生 水養生 洗剤散布 水洗い
高圧洗浄機、大きめのバケツや桶が2つ、ゴムホースなどを準備 照明や電気機器など濡らいしてはいけない部分をビニールで養生 洗剤が浸透しやすいように、洗浄面を水でたっぷりと濡らす 洗浄面全体に洗剤を散布。汚れに応じて洗剤の希釈割合を変える 洗剤散布後5~10分反応させてから水で一気に洗い流す

 

建材別の洗浄方法

モルタル

カビの根が塗装内部まで入り込んでいると除去し綺麗ないことがあります。

無理に高圧洗浄で取ろうとすると、塗膜が剥がれたり削れたりすることもあるので注意が必要です。

サイディング

チョーキングが激しい場合は、粉を水洗いで落とさないと塗料が剥げる要因になります。

これは、チョーキングがブロックして塗料が密着していないのが原因です。

鉄部

外壁以外にも、アルミサッシなどにカビがこびりついていることも珍しくありません。

高圧洗浄できれいになるので、外壁と一緒に洗浄してもらうのが良いです。