外壁塗装の施工工程とは 優れた塗料を使用しても正しく作業しなければその性能は発揮できません。 今回は正しい施工工程を解説します。 養生 バイオ高圧洗浄 下地補修 下塗り 仕上げ塗料① 仕上げ塗料② 付帯部分 点検・養生解体 1.養生 安全確保や水や塗料の飛散防止目的で、足場の組立とネットなどで覆う作業を行います。 「養生」とはシートやビニールで塗装しない部分を覆うことです。 ローラーで塗装しても細かい飛沫が生じるため、塗装箇所以外を汚さないために行います。 2.高圧洗浄 高圧洗浄は水を高圧で噴射することで汚れを洗い流します。 ベースの外壁材が綺麗になっていないと塗装しても剝がれてしまうため、 きちんと汚れを落としてから塗装に入ります。 3.下地補修 下地補修では外壁のホコリやサビ、浮き上がった古い塗料などを取り除きます。 また、ヒビ割れたシーリング処理なども行い、上塗り塗料の密着性を高める役割を担います。 4.下塗り 素材と塗料の密着を良くするための作業で、塗装の発色も良くします。 5.仕上げ塗料① 下塗と上塗りの中間に売りつける層で中塗りとも言われ上塗材の補強が目的です。 数回に分けて塗装する事で平滑な下地を作ったり、塗り残しやムラを作らない役割も担っています。 6.仕上げ塗料② 仕上げ塗料①と同じものを塗り機能性、耐久性を確保します。 7.付帯部分 雨樋や通気口、鼻隠し、破風などの付帯部分も忘れずに塗装することが住宅を長持ちさせるためには重要です。 8.点検・養生解体 仕様書と照らし合わせながら、仕上がりを確認します。 施工不備がないか、塗料の飛散で汚れた個所がないかなどの不備を確認します。 2022年8月21日 更新
住まいの断熱性と暮らしのポイント 断熱性能とは熱を伝えにくくする性能の事です。 夏は室外の熱い空気が室内に伝わらず涼しくなり、冬は室内の熱が外に逃げない暖かい住まいになります。 こうした断熱性能を高める事でより少ないエネルギーで効率的に冷暖房を行うことが出来、地球温暖化対策にもなります。 一般的には壁・床・天井などに断熱材を入れたり、すきま風を入れないように窓を御ペアガラスによるサッシや二重サッシにするなどの工事が行われます。 また、気密性を高めると同時に空気を入れ替えて換気性能を高める事も重要になります。 断熱性能と健康 断熱性能が高い住宅は健康にも大きな影響を及ぼすことがわかってきています。 具体的には、気管支ぜんそく・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎などの症状が断熱性の高い住宅へ引っ越した人ほど改善率が高くなります。 部屋間の温度差を少なくする ヒートショック 冬に人のいる部屋のみで暖房をかける場合、暖めた部屋間の温度差が大きくなります。 急に温度差の大きい所に移動すると、血圧の急変で心筋梗塞や脳梗塞などの病気を引き起こす事があり、この現象をヒートショックといいます。 冬のトイレや入浴時にもよく起こるため住宅全体を暖房したり、熱いお湯にいきなり使ったり、長湯するのを避けることが必要です。 結露防止 住宅内の温度差があると、温度の低い部屋の窓や壁に吸気中の水分が水滴として発生します。 これを「結露」といいます。 氷水を入れた冷たいグラスの表面に水滴が付くのをイメージしてみてください。 このように冷たいもに触れて空気中の水蒸気が水滴に変化する現象が「結露」です。 結露を放っておくと木材などの腐朽の原因となるほか、カビが発生してそのカビを餌にダニが増殖することがあります。 これらを防ぐためには水蒸気の発生を抑えるとともに、部屋間の温度差を少なくすることが必要です。 水蒸気の発生を抑える 断熱性・気密性の高い住宅では、室内に水蒸気がこもりやすいため、不必要な水蒸気の発生を抑えることが必要です。 例えば、開放式のストーブではなくエアコンなどを使うことで除湿や水蒸気の発生を抑えます。 また調理の際には換気扇を回すなどの工夫も必要です。 適切に換気する 換気により外気を取り入れて室内の空気を外に放出することは、室温を快適に保つことや、空気中の汚染物質を廃止して空気を正常に保つという大切な意味があります。 住まいにおける室内の空気は工場などのように汚染されやすい要因はありませんが、24時間生活をしている場所という意味で法律でも厳しい基準が定められています。 2022年8月19日 更新
足場の確認 こんにちは‼ 本日はこれから塗装工事をするアパートで、足場の組み立てが終わったので確認に行ってきました。 主に下記5つの確認作業を行います。 足場が問題なく組まれているか 看板シートを掲げる 安全標識の設置 カラーコーンの設置 防犯ライトの設置 1.足場が問題なく組まれているか 足場が抜けていたり壁から距離が離れすぎていないか、 通路や近隣のお宅などに不都合な場所に足場がないかなど確認をします。 2.看板シートを掲げる 広告になると同時に責任を持って仕事をする自身の現れでもあります。 3.安全標識の設置 お客様や近隣住民の方の目に留まる場所に安全標識を設置します。 4.カラーコーンの設置 足場にぶつかって怪我などしないようにカラーコーンを設置します。 5.防犯ライトの設置 足場の階段には防犯ライトを設置して不審者が侵入しないよう対策しております。 2022年8月17日 更新
塗装工事の流れ 塗装工事の流れ 受付 現場調査 お見積り 近隣挨拶 足場設置 塗装工事 完了検査 足場解体 最終点検 定期点検 1.受付 お電話やメールでお問い合わせいただき、お客様情報の確認や現場調査の日程を決めます。 お電話の場合どこまで情報を確認するかが重要になってきます。 2.現場調査 お客様のお宅へ伺いお客様の気になる点はもちろん、その他の場所に問題がないか 全体を調査します。お見積りを出したり塗装工事をするにあたりとても重要な工程です。 3.お見積り 現場調査の情報を元にお見積りを出し、お客様の予算やご希望を詳細に話し合います。 4.近隣挨拶 契約が完了し工事日程が決まったところで近隣への挨拶周りをしております。 工事期間中はどうしても音が出てしまったり職人さんが家の周辺を移動する 事になるため、トラブルにならないように予め伝えます。 5.足場設置 塗装工事をする際、ほとんどのケースで足場の設置が義務付けられています。 一軒家の場合組み立てるのに1日程度かかります。 ダイソーでは足場に看板を張っていますが、これは宣伝目的でもありますが 自信の表れでもあります。 6.塗装工事 足場が組み終ってやっと塗装です。 実際に塗装をするまでにこれだけの工程があるという事を知らなかった という方もいらっしゃると思います。 工事期間中は現場に工事状況を確認しに行ったり、お客様とやり取りを しながら進めています。 7.完了検査 一通り塗装を終えた後に塗っていない場所がないか、塗料が飛んで付着している 箇所はないか、破損している箇所はないか等の確認をします。 8.足場解体 検査をして問題がなかったら足場を解体します。 解体は半日ほどで終わる場合が多いです。 9.最終点検 最後に問題個所がないか確認すると同時に工事で出たゴミの清掃を行います。 10.定期点検 工事が終わりOBとなったお客様宅へも定期的に足を運び前回の塗装箇所に 問題がないかや、新たに問題点がないかを確認しております。 こうしたアフターサービスをきちんと行っているかはお客様にとっても 重要だと思います。 2022年8月2日 更新
油性塗料と水性塗料の違いとは? 本日は油性塗料と水性塗料の違いについてまとめてみました。 油性塗料 シンナーなどの溶剤で薄めるのが油性塗料です。 水性塗料が普及されるまでは一般的に使用されていました。 メリット 耐久性と密着性に優れている 幅広い種類の材質に使える 美しい仕上がりになる 気温や湿度に左右されない 幅広い種類の材質に使える デメリット 匂いがキツイく不快に感じる人が多い 引火性が高い 値段が高い 油性塗料は臭いが強いため周囲への配慮が必要です。 水性塗料 水で薄めるのが水性塗料です。 近年では技術が発達し耐久性も増しているためよく利用されています。 メリット 油性塗料のような臭いがほとんどしない VOC(揮発性有機化合物)の排出量が少なく環境にやさしい 室内では水性塗料 値段が安い デメリット 金属部分に密着しにくく油性塗料と比較すると耐久性に劣る 気温や湿度に左右されやすい ツヤ落ちしやすい 室内では水性塗料を使うことがほとんどです。 それぞれにメリットとデメリットがあるため塗装する部位などによって 使い分けます。 2022年7月29日 更新
塗装工事における足場の重要性 本日は足場の重要性に関してです。 私は入社当初、足場の組み立ては値段も高いし"脚立ではだめなの?"と思って先輩に聞いたことがあります。 すると労働安全衛生法で定められているから必須と教えられました。 そんな足場の必要性は以下の3つです。 1.安全管理 職人の落下防止もありますが、上から作業道具を落としたら下にいる通行人などに 怪我を負わせてしまう可能性もあります。こうした安全管理のために足場はとても 重要な役割を果たします。 2.品質を上げるため 足場がない不安定な状態で塗装を行えば作業効率は悪くなり品質にも影響します。 職人さんの技術力を発揮するために重要な役割を果たしています。 3.近隣とのトラブル回避 塗装時に隣の住宅などに塗料が飛ぶのを防ぐために養生シート(ネット)を張ります。 このように塗装する際には周囲の状況を考える事も必要になります。 外壁と屋根は一緒に塗装した方がお得 足場を組むのにはそれなりの値段がするので外壁と屋根で 分けてしまうと足場代を損する事になります。 そのため外壁と屋根の両方の塗装を考えているなら一緒にした方がお得になります。 2022年7月28日 更新
屋根材の種類と特徴 – 株式会社ダイソー 主要屋根材の種類をまとめてみました。 1.スレート系 粘板岩を素材とした天然スレートやセメントを固めた化粧スレートがあります。 価格が安く重量が軽いため耐震性は高いです。 その反面、耐久性や防水性が低く割れやすいなどといったデメリットがあります。 2.金属系 鉄板を亜鉛でメッキしたトタン屋根 鉄板をアルミニウムと亜鉛の合金でメッキしたガルバリウム銅板などがあります。 スレート屋根よりも軽量で高い耐久性がありますが、遮音性や断熱性が低いというデメリットがあります。 3.瓦系 天然素材の念を材料とした粘土瓦、セメントを材料としたセメント瓦などがあります。 厚みがあり重いため重量負担がかかり耐震性が低くなりますが、高級感と重圧感のある和風建築とマッチします。 4.アスファルトシングル系 ガラス繊維にアスファルトを含ませて砂などを付着させたシート状の薄い屋根材です。 柔らかくひび割れたり錆びついたりしないメリットがあります。 防水性、耐久性、耐震性にも適した屋根材です。 とても薄いため強風で表面の小石が剥がれることがあります。 それぞれ値段や耐久性に違いがあり、メリットとデメリットを理解した上で決める必要があります。 屋根の塗り替え時に別の屋根材に変更することも出来ます。 屋根塗装に関するご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。 2022年7月27日 更新
外壁塗料の5つのグレード – 株式会社ダイソー こんにちは!ダイソーの上條です。 本日は外壁塗料の種類をお伝えします。 1.アクリル 安価ですが耐久性が低く今はほとんど使用されていません。 耐久年数:5~8年 2.ウレタン シリコン塗料が普及されるまで使用されていましたが、 シリコンが普及してからは値段があまり変わらないので 使われる事は減りました。 耐久年数:5~10年 3.シリコン 塗料としてのコストパフォーマンスが大きいといえます。 最近ではシリコン塗料が採用されることが非常に多いです。 耐久年数:8~15年 4.ふっ素 耐久年数が長く、塗替え回数を抑えることが出来ます。 耐久年数:15~20年 5.無機塗料 耐久年数が高いですがその分値段も高くなります。 また塗膜が扱いが難しいので技術力のある業者選びをする必要があります。 耐久年数:20~25年 2022年7月26日 更新
落雪による屋根破損状況を確認 – 株式会社ダイソー こんにちは!ダイソーの上條です。 本日は落雪で屋根が破損したとご連絡いただいたお客様宅へお伺いし、 状況を確認してきました。 Goproを使い屋根上を確認してみると塗装が剥がれ、雨樋は潰れてしまっていました。 このように屋根上の状態がわかる写真を15枚ほど取りました。 この後は社長が破損部分を確認してお見積り出すという流れになります。 屋根上はお客様が気づきづらい部分で、確認してみると思っていた以上に 酷かったということもあります。 最近では外壁塗装でお問合せ頂いたお客様宅へ伺い現場調査した際に、 5年前に塗装した屋根のほうが酷かったということがありました。 このようなことを避けるためにも業者選びは重要だと改めて実感しました。 2022年7月25日 更新